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もとつ香のにほへる君が

愛の意味を考えてみた

1日中家にいたのに暑い眠い

読みたいと思っている本はたくさんある。買ったまま、まだ開いていない本もある。

おととい、突然『ナイルパーチの女子会』を読みたくなって、大きな本屋まで自転車で20分かけて行った。小さい本屋なら家の近くにあるが、どうせなら大きいところまで行ってしまったほうが見つかるかな、と思い、太陽が照り付ける中自転車を漕ぎ漕ぎ。

なんと、大きな本屋なのに、置いていなかった。

嘘だろ、と思い、近くに店員さんに声をかけて確認してもらったところ、その日の午前に売れたばかりだった。ちくしょう、昨日行けばよかった、と思いつつ『終点のあの子』を買って、また汗だくになって帰った。

『終点のあの子』は、女子校で繰り広げられる話だ。私は今まで共学にしか通ったことがないけれど、女子校に行きたい気持ちは平均以上にあったと思う。大学も女子校をいくつか受験した。まあ、不合格だったから共学に通っているわけだけど…

 

三軒茶屋の、飲み屋や焼肉屋、牛丼屋なんかが連なっているあたりで、友人と食事をしたことがある。そのときに、セーラー服に指定の合皮カバンを持った15歳くらいの女の子4人が、焼肉屋から出てきた。ごく普通のチェーン店だけれど、私がそのくらいの年齢の時は中学校の体操着を着てマクドナルドにいた。焼肉を食べるような金額を財布に入れたことはほとんどなかった。
生きている世界が違うと思った。地方から来た人間はどんなに頑張ってもそちら側の人間になることはできないんだなと改めて感じたのだ。

『終点のあの子』に出てくるひとたちは、トーキョーに住んでいる時点で既に勝ち組だと地方出身の私なんかは思ってしまう。トーキョーにいるというだけで、私は恭子さんのような人ですら羨ましく感じる。彼女たちはきっと、自動改札機に定期券をかざすやり方しか電車に乗る方法を知らない。駅員さんに定期券の日にちがまだ有効かチェックしてもらったり、切符にハンコを押してもらったり、窓口が19時には閉まっているからそれ以降は切符を箱に入れて改札を出る世界があるなんてことは、おそらく知らないだろう。

最近、アイドル雑誌POTATOの9月号で、関西Jr.の何人かがふるさとについて話していた。その中で「ハマちゃんの地元は無人駅」「僕の最寄りはギリギリ駅員さんがいるけど、隣の駅は無人駅。学校から帰ってくると近所のおばさんがおかえりと言ってくれる」というような話が飛び出し、なんだか嬉しくなった。私が住んでいる県出身のジャニーズJr.は今のところいないけれど、そういった子たちもアイドルになれるんだと思わせてくれるような内容で、ちょっと、顔がほころんだ。